げーむ

先生の身体は私に寄りかかるように倒れてきた。


支えようと手を伸ばすが、大人の体重を子供が支えられるはずもなく。


嫌な音を立てて、先生の身体は床に落ちた。


「あ...」


先生の顔を思わず覗きこむ。


もう焦点の合わなくなった目を半開きにして、頬には赤い液体がついていた。


「せ、んせ...?」


小さな確認の声が出た。


「先生、ねぇ。起きてよ。...起きてってば!」


先生の肩を持って大きく揺さぶる。


先生の首がだらしなく揺れる。


「ねぇってば...」


「美崎百合さん、でしたっけ?」


と、先生の胸を打ち抜いた人の呑気な声が響いた。


「貴方達も無駄死にしたくなかったら、もとの部屋に戻って下さいな。場所は分かるでしょう?」


「あんた...」


キッを相手を睨むが、先生はこっちをもう見ていなかった。


それでも、私は睨んで言った。