げーむ

「せんせ!!止めて!!」


「そうです!!そんなのダメです!!」


綾瀬と梅くんも先生に走り寄ろうとする。


「来たら撃ちます」


しかし、先生の声で動けなくなる。


「...本当にいいんですね?」


「えぇ」


はっきりと先生は言い切った。


背後では、私が泣きじゃくっている。


「やめてッ!!せんせ...。お願いだから...」


嫌だ。


いやだ。


イヤダ...。


「生きるんだ」


え。


「俺の分も生きて、こんな馬鹿げた制度なんて終わらせるんだ」


そんな。


「...あぁ、言い忘れてました」


これは引き金が引かれる10秒前。


「先生...この子達の前に3人逃がしたでしょう?安心して下さい。...そろそろ帰ってくる頃では?自分の意思ではもう動けなくなってるでしょうが」


「え...」


これは引き金が引かれる3秒前。


「先生、無駄死にでしたね。先生もあなたのクラスの3人も」


これは引き金が引かれる1秒前。


先生の顔から笑みが消えた。


パンッ


...これは引き金が引かれた瞬間。