げーむ

「え...」


「言ったでしょう?貴方達は処分すると」


そういえば、私が思い出すよりも先に先生が叫ぶ。


「あの!!この、子達は...止めてくれませんか?」


「!!!」


先生は私の腕を引っ張り、庇うように私と拳銃の間に立った。


「あら...先生はまだ自分の立場がお分かりでない?先生に拒否権はありません」


「なら...あくまで提案、です...。この子達と...俺の...命の交換条件ってのは...どうですか?」


「先生!!?何言ってるんですか!!」


「面白いことを言いますね...。自分の命が惜しくないと?」


笑いながら、拳銃の引き金に指をかける。


「このままほっといても...俺は死ぬ、でしょう?それなら...有効活用しないと」


先生は笑っている。


「...いいでしょう。最後の願い、叶えてもいいです」


拳銃が先生の左胸に向けられる。


「ありがと、ございます...」


「...」


私は先生の腕を引っ張った。


だけど、びくともしなかった。