げーむ

先生が校舎に入ったのを見届けると、やっと拳銃を下ろした先生が言った。


「さぁ、貴方達も行きましょうか」


「...」


今の私達に出来ることは何一つない。


しいていうなら、指示に従うこと。


逆らえば、先生も私も皆も殺されるだろう。


校舎に戻ると、階段の壁に先生が寄りかかっていた。


「は...はッ...」


息を荒く吐いていて、手は真っ赤だった。


「...先生、ごめんなさ、い」


私は自然と謝罪の言葉を口にした。


「ど、して?君、が謝る...んだ?」


先生は微笑を浮かべた。


「謝るのは、俺の方...だろ?君達、を、逃がせなかった...」


「でも、先生...。ウチ等の前に3人逃がしたんでしょ?その3人が...通報とかしてくれるかも...?」


「...あぁ、俺もそれを期待...して、る」


私と先生が小声で会話をしていると、後ろからカチャと音がした。


振り向くと、拳銃が私に向けられていた。