げーむ

「さぁ先生、立って下さい。後で色々とお話を伺いましょう」


そう言って先生は拳銃を私達に向ける。


「...」


先生は脇腹を押さえながら、フラフラと身体を起こした。


しかし、すぐに腕の力が抜け、膝をつく。


「...あんまり時間はないんです」


撃ったのは自分なのに、先生はせかすようにぴしゃりと言い放つ。


「立てないというなら、この子達を先にしましょうか」


「!!!」


先生が唇を噛んでいる。


私達は何も出来ず、ただ立ち尽くしていた。


「や、やめて...ください。立て、ばいいんでしょ...?」


必死に出したその声でさえも震えている。


「えぇ」


「...ッ」


先生は自らの血に染まりながら、何とか立ち上がった。


「せんせ...」


「...ごめん、な」


拳銃を持った先生が顎で校舎の方を指す。


先生が一歩一歩校舎に向かって歩き出す。