げーむ

ふいに聞いたことのある声が響く。


振り返ると、そこにはさっきの先生が立っていた。


右手に拳銃を持って。


「先生の様子がどうも可笑しかったので...。ついてきて正解でした」


先生は胸ポケットからたばこを取り出して、もくもくと吹かし始めた。


「先生、これ。忘れ物ですよ」


たばこを吹かしながら、そのたばこが入っていた箱を先生に向かって放った。


「...」


「このたばこ。先生のですよね?教員室の机の上に置いてありましたよ」


苦しそうな顔をしながら、先生はハッとした目つきになった。


「先生がトイレに行くのは、たばこを吸いにいく為。当たりでしょう?」


たばこの煙を吐きながら、その先生は続ける。


「なのに、トイレに行ったという先生のたばこは職員室の机の上。先生からたばこの匂いもしない。...これは何か嘘をついている証拠になりませんか?」


「くそ...」


「先生は以前から色んな生徒と仲が良かったですからね。あまり気がのらなかったっていうのは知っていました。でも、まさか...こんなことをなさるとは」


先生はたばこをプールに投げ入れた。


「さて、どうしましょうか?この場所で先生を捕らえ、生徒達を処分するという手もあるのですよ?」


「...!!!」


私達は息を飲んだ。


今のこの現状での処分は、つまり...殺すということ。