げーむ

3人が3人、別々にティーブレイクをしている時、突然、生徒会室の扉から音がした。


カチャカチャ...バンッ!!


鍵を開けて、慌しく入ってきたのは、2年C組の担任の先生だった。


「あ...せん...」


「早く!!ここから出るんだ!!」


綾瀬の声は、先生の声によって遮られた。


「...次の試合ってことですか?」


梅くんが静かに尋ねた。


だが、先生は大きく首を振って、こう付け加えた。


「先生は、君達に殺し合いなんてやって欲しくないんだよ!!だから、君達をここの学校から逃がすんだ!!もう、俺のクラスの3人は逃がしたから、次は君達だ!!」


私はびっくりした。


先生は皆、あの教育制度に賛成してるものだと思っていた。


だが、まともな先生も残っていたのだ。


私は迷わず、生徒会室を出た。


綾瀬と梅くんも、慌てて生徒会室を出る。


何時間ぶりの太陽。


普段なら、こんなことに対して何も感じないのだろう。


が、今はその優しい光が、私達に自由を、希望を、くれているような気がした。