5ブロック先にたどり着いた。
ここを左折してさらに6ブロック先の所に目的地がある。
壁から少しだけ顔を出して様子を伺った。
しかし6ブロックも先だと暗闇に飲み込まれ全く様子が分からない。
時計を見るともう22時50分だった。
光は拳を握りしめると意を決して歩き出した。
早くしないと時間が来てしまう。
自然と足早になった。
光が6ブロック先に辿り着いたときには呼吸が乱れていた。
それが早足で歩いたせいなのか、それとも気持ちの高ぶりからかはわからない。
薄暗い街灯が不安感を募らせる。
光は怖くてこれ以上足を踏み出せなかった。
目の前には古いビルがそびえ立っている。
見たところ8階建てのようだ。
倒産しているから当たり前なのだが電気が一切点いていない。
どうしようか戸惑っているとき、どこからか人の話し声が聞こえた。
「・・・ぃ・・の勝ち・・・・・ょ」
距離が遠くて聞き取れないがビルの近辺であることが確かだ。
光は勇気を出して顔をのぞかせた。
すると今まで壁越しで気付かなかったが、1メートルも離れていないところに黒いスーツを着た男が立っていることに気付いた。
「うわっ!」
思ってもいないところに人が立っていたため光は腰を抜かして尻もちをついた。
男はサングラスを掛けているため表情がわからない。
しかし笑っていないことは確かだった。
ここを左折してさらに6ブロック先の所に目的地がある。
壁から少しだけ顔を出して様子を伺った。
しかし6ブロックも先だと暗闇に飲み込まれ全く様子が分からない。
時計を見るともう22時50分だった。
光は拳を握りしめると意を決して歩き出した。
早くしないと時間が来てしまう。
自然と足早になった。
光が6ブロック先に辿り着いたときには呼吸が乱れていた。
それが早足で歩いたせいなのか、それとも気持ちの高ぶりからかはわからない。
薄暗い街灯が不安感を募らせる。
光は怖くてこれ以上足を踏み出せなかった。
目の前には古いビルがそびえ立っている。
見たところ8階建てのようだ。
倒産しているから当たり前なのだが電気が一切点いていない。
どうしようか戸惑っているとき、どこからか人の話し声が聞こえた。
「・・・ぃ・・の勝ち・・・・・ょ」
距離が遠くて聞き取れないがビルの近辺であることが確かだ。
光は勇気を出して顔をのぞかせた。
すると今まで壁越しで気付かなかったが、1メートルも離れていないところに黒いスーツを着た男が立っていることに気付いた。
「うわっ!」
思ってもいないところに人が立っていたため光は腰を抜かして尻もちをついた。
男はサングラスを掛けているため表情がわからない。
しかし笑っていないことは確かだった。

