買い物にきたのはいいものの所持金が1000円を切っているので無駄遣いはできない。
しかし光に料理の才能はなく、いつもと同じインスタントの焼きそばを購入した。
帰る途中、光の横をこの辺りでは見慣れない高級外車が通り過ぎた。
光横目でその車を見たとき、窓の隙間が開いていて後部座席に座っている男と一瞬目があった。
走り去った車を光は首を後ろに向けてしばらく眺めていた。
「あいつと俺と何がそんなに違うのかねぇ・・・」
目元しか見えなかったが若い雰囲気の男だった。
「ま、金持ちだからって幸せとは限らないし!」
口にしてから光は思った。
はたして貧乏な今の生活が自分にとって幸せであるのかと。
光は頭を横に振ってその考えを打ち消した。
「やめやめ!辛気くさいこと考えたらもっと貧乏になりそうだしな」
アパートに戻ってくるとドアの前に人が立っているのがわかった。
逆光のため顔が見えずシルエットしか浮かんでいない。
光は階段を登りその人物の顔が見えるところまで近づいた。
「光」
その人物は光の帰りを待ちわびていたかのように一歩光の方へ近づいた。
顔をはっきり認識したとき、光は思わず声を上げた。
「亮介!」
「しっ」
光はいきなり口元を押さえられ声が出せなくなった。
「誰に聞かれるか分からないから静かにしてくれ」
亮介が耳元で喋った時に彼の長い髪が光の頬をかすめた。
光は亮介の神妙な面持ちに疑問符を浮かべたがとりあえず頷いた。
「・・・とりあえず汚いけど入るか?」
光が尋ねると亮介は首を縦に振った。
しかし光に料理の才能はなく、いつもと同じインスタントの焼きそばを購入した。
帰る途中、光の横をこの辺りでは見慣れない高級外車が通り過ぎた。
光横目でその車を見たとき、窓の隙間が開いていて後部座席に座っている男と一瞬目があった。
走り去った車を光は首を後ろに向けてしばらく眺めていた。
「あいつと俺と何がそんなに違うのかねぇ・・・」
目元しか見えなかったが若い雰囲気の男だった。
「ま、金持ちだからって幸せとは限らないし!」
口にしてから光は思った。
はたして貧乏な今の生活が自分にとって幸せであるのかと。
光は頭を横に振ってその考えを打ち消した。
「やめやめ!辛気くさいこと考えたらもっと貧乏になりそうだしな」
アパートに戻ってくるとドアの前に人が立っているのがわかった。
逆光のため顔が見えずシルエットしか浮かんでいない。
光は階段を登りその人物の顔が見えるところまで近づいた。
「光」
その人物は光の帰りを待ちわびていたかのように一歩光の方へ近づいた。
顔をはっきり認識したとき、光は思わず声を上げた。
「亮介!」
「しっ」
光はいきなり口元を押さえられ声が出せなくなった。
「誰に聞かれるか分からないから静かにしてくれ」
亮介が耳元で喋った時に彼の長い髪が光の頬をかすめた。
光は亮介の神妙な面持ちに疑問符を浮かべたがとりあえず頷いた。
「・・・とりあえず汚いけど入るか?」
光が尋ねると亮介は首を縦に振った。

