「ってゆーか男子ばっかりじゃん?女子は?」
あたしは全くといって良いほど見当たらない女子を探したけど…
「いない…」
なんで女子がいないんだろう…
仕方ないので近くを歩いてる男の子に聞いてみることにした(あたし、聞いてばっかりだなぁ…)
「ねっ、ねぇ!!」
「はい?」
振り向いた男の子は…
「っ!?」
ビックリするほど…

馬に似ていた。
「にっ、にんじんあげようか?」
「はぁ?」
「いや、何でもないっ!!あのさ、今日女子はいないの?」
「あんた馬鹿?」
こんどは後ろから声がした。
「馬鹿とはっ…」
何よとまで言おうとして振り向いたら…