【短編】コーヒーが飲みたい



あれぇぇ?



コーヒーは?


298円のBrenby 350g。




そこにあるはずのコーヒーは一個もない。





嫌な予感がする。


非常に嫌な予感がする。


まさか手遅れ?


嘘~……

うそ―――っ!!




ちょっとちょっとっ


さっきニヤニヤして不気味なオーラまで振り撒いて喜んでたあたしは一体何だったのさ!!





……待て…待てよ、


落ち着け。


そうだ落ち着こう。




こんなデカイ所なんだから在庫があるはず。

店員に聞けばきっと


「只今お持ちします」


とか言って、店の裏からゴッソリ持って来てくれるに違いない。



うん、そうだ。


よし。

店員に訊こう。




あたしは辺りを見渡し、今どきそれはどうよ?って具合の、目の上に黒い毛虫を乗せたみたいな眉毛の小肥りなおばちゃん店員に声をかけた。