「どしたの?こんな夜中に。明日のこと?」

「いや…今日悪かったな」


…?
なんのことで謝られてるのかわからない。
私なにもされてないと思うけど…。


「何が?亮介くんなんかしたっけ」


一瞬驚いた顔をして、優しく笑う亮介くん。



「…お前は本当に良い奴だな。」



ベッドの端っこに座り、私の頭を撫でる。
…いきなり優しいことするから、び、びっくりしちゃった。
それともただの子供扱い!?


「今日、なんかお前にあたっちゃってたかも。」


「え!?機嫌悪いとは思ってたけど、私嫌な事されてないよ?」


そっか。
だからわざわざ謝りに来てくれたんだ。
誰だって機嫌悪くなったりするのに。
謝りに来てくれるなんて…良い人なのは、亮介くんのほうだよ。