それから二階へと上がり、私の部屋へ。
ドサッとカバンを置いて、三人は遠慮なしにその場に座った。
(あれ?七海ちゃんと柚月ちゃんって、こんなキャラだったっけ?唯ちゃんはいつもの事だけど。)
そしていつものように、恋バナが始まる。
…はずだった。
「ちょっと雀!さっきのイケメンなお兄さん誰よ!?」
私の胸ぐらを掴み、ガクガク揺さぶる唯ちゃん。
…かなり興奮しているようだ。
何故か七海ちゃんと柚月ちゃんの息も上がっている。
「し、…しかも、ちょっと幼い感じの顔が堪らないよねぇ~!」
「幼い」という単語に、びくっと身体が震えた。
焦った。一瞬バレたかと思った。
…童顔属性がない七海ちゃんまで虜にするとは…恐るべし亮介くん。
「ゆ…柚月、ファンになっちゃった!!」
柚月チャン!!
貴方片思いの相手がいるでしょうが!!
なんていうか、眼鏡外しただけでこんなにモテる亮介くんに驚いた。
確かに、私もかっこいいと思うよ?それでも…
みんながこんなにメロメロになっちゃうなんて…想像もしてなかった。
