「はっ…はい!!友達の金子唯です!!お兄さん、どちら様ですか!?」
…キラキラさせた目を亮介くんに向ける唯ちゃん。
いつの間にか私の手首は解放されていて、変わりにその手は亮介くんの手をぎゅうっと握っていた。
まさかこれは…今度は違う意味での不安がどっと押し寄せてきた。
「俺、雀のにーちゃんの幼馴染。今居候させてもらってんだぁ」
いかにも大学生みたいな軽いノリで話す亮介くん。
確かに、幼馴染みたいな関係だけど…
やっぱり少しそわそわする。もしバレたらどうしようって…
チラリとみんなの方を見る。
…唯ちゃんだけじゃなく、七海ちゃん柚月ちゃんまでもが瞳をきらきら。
少し安心して「はぁっ」と大きく息を吐いた。
