…怖い。
コツコツコツ…
足音はもうすぐそこ。
怖いよ…怖い。誰か…助けて…!!!
「…仲森?」
…え?
顔をゆっくりとあげる。
そこにいたのは担任の鰯亮介。
彼は驚いたようで、こちらを茫然と見ている。
冷静さを失った私は、気付くと鰯の胸の中に飛び込んでいた。
「こ、怖かったぁああ!!」
安心感と恥ずかしさから自然と涙が目から流れ落ちる。
最悪。よりによってコイツの前で泣くなんて・・・。
そんな私の頭を、意外と大きな鰯の手が優しく包み込んだ。
…その行動とは裏腹に、返ってきたのは予想外な言葉。
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