「亮介くん。早くお風呂にでも入ってきなよ!お母さん達帰ってくるよ!?」
軽く心配性の私は、少し乱れたパジャマを直して髪をとかす。
「あ~ねむ。…もう一泊するってさ…あ~ねむ。」
ボフッと枕に顔を埋めながら、片手を伸ばし携帯を見せる亮介くん。
確かにそこには、ははからのメールがあった。
そのすぐ後に、「ピロリロリンッ」とメールの着信音が鳴る。
重い頭をあげ、眠気眼で携帯を弄る亮介くん。
「お前のにーちゃん、彼女んちもう一泊だって。あ~ねむ。」
…だと思った。
早すぎる兄からのメールに、私はがっくりと肩を落とした。
また亮介くんと二人きりで…今日一日過ごすのか。
昨日は一緒にご飯食べたり、花札やったり、なんだかんだ楽しかった。
でも…夜は凄くスリリングだったような。
頭を抱え、昨日の出来事をゆっくりと思い出す。
ああ私…一晩中亮介くんの腕の中で…っ!!
だんだんと鮮明に蘇る記憶。
ボッと火を噴くように顔が熱くなる。
