山の中は、少し気温が下がっていて涼しい。 歩きやすいし、空気もおいしい。 「やべーなこれ、涼しい」 並木くんが話しだすと同時にまた皆で会話が盛り上げる。 「空気うめぇな。いっぱい吸い込んどこ」 大きく何回も深呼吸する木曽くんをみて、また皆で笑う。 「そのまま山にでも住んどけ」 「滝行してこい」 男の子たちの容赦ない突っ込み。 木曽君は弄られキャラだったんだ。 …知らなかった。 女の子たちはケラケラ。 「雀」 前の方を歩いてた翔太が、ゆっくりと私に近づいてきた。