二人の彼氏




「…あの頃は、楽しかったわね!!何をするにも一緒で…でも、まさか子供の誕生日まで一緒になるなんてね」



「そうだな、あん時は驚いたよ」



どんだけ昔の話してんだよ…
塚、ここに私達いる必要なくない?



一人でそう思っていると、急に部屋の戸が開き台車を引いたシェフが出てきた。



「やっと、きたわね」



「ありがとうございます。それじゃあ、三人ともこっちへ来て」


そう言われて私達は、テーブルの前についた。



「照明を消してくれ」


拓也さんがそう言うと一気に真っ暗になった。