「…やだ、怖い…」 「大丈夫です、俺たちがついてますから」 そう言って、両脇から手を握られた 私は、小さい時に嫌な思い出をした その時から、暗闇の中が怖くなった しばらくじっとしてると、ろうそくに火が灯されて台車で運ばれてきた物が何なのかが分かった。 「「「「ハッピイバスデイ、龍、虎、麗華」」」」 ケーキには、大きく三人の名前が書いてあった。 「三人とも、18歳の誕生日おめでとう!」 「おめでとう麗華…それ龍、虎」 私の頬には、一粒の涙が流れた…