from:クソじゅんと

そうだよ
俺の名前は松沢純斗
まゆゆのサインよろしく
じゃあ



何だこの自分勝手なメールは・・・
しかも、ともあんままゆゆと仲良くないのに。
とりあえず携帯を充電したが純斗からメールが来てないか何回も携帯を開いたがあれから純斗からのメールはなかった。


一週間くらいしたとき純斗からメールがあった。


from:クソじゅんと

今日まゆゆのサイン貰ってきて
AKBの握手会だからまゆゆいるだろ?





メール来たかと思ったらなんだこのメールの内容は・・・

自分勝手にも程がある。
ともがため息をつくと隣にいたこじはるが携帯を覗きこんできた。

「ともちんどうしたの?」

「なんか変な奴がいてさ・・・」

こじはるはメイクしながら興味ありげに喋った。

「もしかしてともちんその人のこと好きなの??」
こじはるは茶化すようにともを鏡越しで見てきた。

「え!?なんでそうなる!うざいんだって・・・」

「はいは~い!そうかそうか」
こじはるは聞く耳を持とうとしていなかった。



別に好きでも何でもないし・・・


to:クソじゅんと

なんでお前のためにそんなことしなきゃいけないの。欲しいなら自分でサイン会かなんかに行け



・・・送信完了


人使い荒いんだよ!
ともは乱暴に携帯を閉じた。

「ともちん!AKBは恋愛禁止だが片思いなら平気だよ~!!」
優子がいきなり抱きついてきた。

「え~??別にとも恋してないし・・・」

「なにをなにを板野さん!その顔は恋してる顔ですぞ♪」

優子は笑いながらとものほっぺを軽く突っついてきた。

「うるさいおっさん!(笑)ほら早く着替えるよ」


面倒くさいことになるのが嫌だったから話題を変えた。