麗子SIDE

学校が終わってすぐ向かおうと思ってたのに。
掃除当番ですっかり暗くなってしまっていた。
月の異名に急いで行こうっと☆
私はすごくウキウキな気分で向かっていた。

懐かしい愛しい人の居るお店。
ここに来ると何となく落ち着けた安心できた。
「こんにちわ~。」
今日はおめかしだってしてるんだから。
そうして入って行ったとたん壁にぶつかった。
顔を上げると男の人が立っていた。
「初めまして~。俺憐って言うんだ。ここの常連。マジ可愛い・・・」
「初めまして?私はれ・・・」
私が自己紹介をするのを邪魔するかのように憐って言う人が
「麗子ちゃんだよね。可愛い・・・俺まじで惚れたかも。」
「初めまして。優雅です。」
優雅と名乗った子は私を思いっきり睨み付けてきた。
私何かした?なんでこんなに人が居るの?
二人っきりで会いたいって・・・
「麗子ちゃん・・・」
睦月さんは特に元気が無いようだった。
「ごめんね。本当は」
「全然良いですよ。無理なこと言った私が悪かったんですし。」
本当はすっごくショック。
でも睦月さんもショックっぽいし。
良かった。うれしがってたら私本当にショック。
「睦月さんが惚れるのもわかるは・・・」
私読解力おかしいの?今なんて・・・
「ち、違うし馬鹿!!」