「しかも!なんで間宮さんまで一緒のベッドで…」 
 
「はあ?俺に床で寝ろってか?」
 
 
無自覚な俺様野郎だって事。 
 
 
「約束しましたよね?何もしないって」

「だから、手は出してないって。一緒に寝ただけだ」
  
 
…ああ。

もうこの人に何を言ってもきっと無理だ。 
 

「もーそれは良いです!ていうか親に連絡してない…」 

「それは俺がしといた」
 
「は?!」

「お前の携帯に入ってる家の電話番号みて。"俺んとこ泊まらせます"っつっといた」 
 
「……は?」
 


一旦、思考が止まった。



「や、勝手に携帯見たのはすまん」
 
「違くてですね。それ、言ったんですか?」
 
「それ?」  
 
と、それがどれなのかわからないような顔の間宮さん。


 
「俺のとこ泊まらせます、って…」
 
「おお」 



そしてそれがその事だとわかり、うんと頷いた。
 



……恥ずかしくてもう一生家に帰れない。 
 

「間宮さんのばかー!」 
 
「おう?!」