「でさ、そりゃあ俺、柏木と付き合いたいって思うけど」 「うん…」 「けど、お前には一番好きなやつと一緒なって欲しいし」 「関谷…」 ほんの少し赤くなった関谷の頬。 「あーっ、恥ずっ!」 「ふはっ…」 「わーらーうーなーよー!」 「ごめ…」 じゃれあって、笑いあって。 前みたいにいい友達として、じゃないかもしれないけれど。 戻れて、純粋に、関谷を好きだと思った。