「柏木、うーす!」
いつもの登校中に通る、緩やかな下り坂。
振り返ると、そこには関谷。
「あ、おはよう関谷。今日も元気だね」
「まーなー」
ただ、関谷の元気さは少しだけカラ回ってるような気がした。
根拠も何もない、ただの勘だったけれど。
「なー、そういえばさ、柏木ってほんとにあいつと付き合ってんの?」
「ええ?!」
「いや、なんでそんな驚いて…。で、どうなの」
付き合ってるかそうじゃないか、と。
そういわれれば答えは表向きはイエスだ。
けれどそれは。
ウソで。
本当は、一方的な片想い。
あたしが間宮さんに。
いつもの登校中に通る、緩やかな下り坂。
振り返ると、そこには関谷。
「あ、おはよう関谷。今日も元気だね」
「まーなー」
ただ、関谷の元気さは少しだけカラ回ってるような気がした。
根拠も何もない、ただの勘だったけれど。
「なー、そういえばさ、柏木ってほんとにあいつと付き合ってんの?」
「ええ?!」
「いや、なんでそんな驚いて…。で、どうなの」
付き合ってるかそうじゃないか、と。
そういわれれば答えは表向きはイエスだ。
けれどそれは。
ウソで。
本当は、一方的な片想い。
あたしが間宮さんに。