そしてその1時間後、赤いランプは消灯した。
それは結果は何であれ手術は終了した、という事だ。
あたしと俊介くんの間に緊張が走る。
椅子から立ち上がり、中から人が出てくるのを待つ。
その間もうるさいくらい心臓は脈打っていた。
そして中から若い男の人が出てくる。
この人が間宮さんの手術をしたんだと分かった。
その医師はあたしと俊介くんを見ると、近づいてきた。
思わずお辞儀をすると同じ様にそれを返してくれる。
「あ…」
俊介くんはそれだけ言うと言葉を詰まらせる。
手元が震えていた。
それは動揺と不安を示す以外なかった。
ああ、あたしだけじゃない。
間宮さんを心配して、必要として、大事に思うのは。
だからこそ不安になるのも。
俊介くんはあたしを気遣ってずっと冷静な振りをしていたんだ。
それは結果は何であれ手術は終了した、という事だ。
あたしと俊介くんの間に緊張が走る。
椅子から立ち上がり、中から人が出てくるのを待つ。
その間もうるさいくらい心臓は脈打っていた。
そして中から若い男の人が出てくる。
この人が間宮さんの手術をしたんだと分かった。
その医師はあたしと俊介くんを見ると、近づいてきた。
思わずお辞儀をすると同じ様にそれを返してくれる。
「あ…」
俊介くんはそれだけ言うと言葉を詰まらせる。
手元が震えていた。
それは動揺と不安を示す以外なかった。
ああ、あたしだけじゃない。
間宮さんを心配して、必要として、大事に思うのは。
だからこそ不安になるのも。
俊介くんはあたしを気遣ってずっと冷静な振りをしていたんだ。