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「はあ…」
あたしはもう何度目か分からないため息をまた1つこぼしながら家に着いた。
そんな家で今、弟妹達を寝かせている。
そして、思い出していた。
「…結局教えちゃった」
そう、教えてしまった。
まああたしが嫌がったところで、間宮さんは"え、び"と必ず言う。
それはあたしの最大の弱みだから、断れるはずもない。
というか、大体間宮さんは何がしたいんだろう。
別に好きでもない相手と付き合って。
そう思いながら間宮さんのメールを待っていた。
本当はこんなことしたくはないけど、"返事しなかったら店長に言うぞ"とかなんとかで。
「なんであたしが」
ぼふっと、弟妹達の寝ている布団に横になった。

