それが可愛く見えて顔を近付けると目をギュッと閉じる。それをみてから、額にそっと口付ける。



「放課後、また校門で待ってる」



そう言うと立ち上がって保健室を出た。




side:凜華



『ミー?』


「・・・・っ」



額に触れた柔らかいもの。あれは多分──。


さっきのことを思い出し、ボンッと顔が赤くなるのが分かった。ミライが心配そうに見てくる。


額に触れると仄かに熱くて。



「キス、された・・・?」



そう呟くと、額がまた熱くなった。