「・・・勇人」 「何?」 「お前、凜華のことどう思う?」 そう聞くと、勇人は驚いた顔をした。女のことを聞いたのは初めてだからだと思う。 勇人は考えるような顔をしてから、分かんねぇと言った。 「アイツは、他の女とは違って不思議な奴だし・・・。嫌いじゃないけど、好きとかではない」 やっぱり。勇人は凜華が嫌いじゃないらしい。女嫌いなコイツにしては珍しいことだ。 難しい顔をする勇人を見ながら、息を吐いて立ち上がり校内に繋がるドアのドアノブに触れた。 「どっか行くのか、龍騎」 「保健室」