ある日、彼女が私に面白い二人の男がいるのだと教えてくれた。 一人の男は、彼女の庇護下から離れ、自分なりに大切なものを見つけたらしく、別の場所にいると聞いた。 もう一人の男は少年で、たまに見かけるくらいだったらしいが、かなり荒れていたらしい。 それから、そのことを忘れた頃に、私の妹が、一方の男に出会った。 けれど、彼女の話を思い出すことは無かった。もう一人の少年、出会った時にも──・・・。