木藤龍騎──彼は何も言わず、ただ目を少し細めて私を見ている。 二人だけの病室は、静かだ。 聞きたいことは色々あるし、話をしたいし、教えてほしいこともあるのに。 布団をくしゃりと握った手を、見つめる。私は、小さく呼吸をして、口を開いた。 「・・・あの、・・」 「身体は、大丈夫か」