そして、 「ハハハハハッ!!」 いきなり声高らかに笑いだした。嘲るように、目を片手で覆い隠して。 必然的に、凜華を抱き締める腕に力がこもる。凜華は、震え怯えたまま腕の中にいる。 「何がおかしい」 「コイツはなぁ、善人じゃねぇんだよ!!」 「善人・・・?」 男がのろのろと起き上がり、凜華がハッとしたように腕の中で暴れ出す。 「やめろ、言うなっ!!」 「コイツはなぁ」 「やめろ・・・っ!!!!」 「『人殺し』なんだよ」