side:龍騎
拳を突き出した凜華は、力を失ったかのように、崩れ落ちた。
地面に叩き付けられる前に、反射的に腕を伸ばして抱き止めた。青白い顔を見て、ゾッとした。
「凜華、目を覚ませ!!」
ピクリともしない。
凜華の身体はやけに冷たくて、ゆっくりと冷たくなってるんじゃないかと恐ろしくなる。
「凜華っ!!」
凜華の名前を呼ぶ──いや、切願するように叫んだと言うのが正しい。
凜華をしっかりと抱き締めて、体温を分け与えるように。
・・・頼むから。
目を開けてくれ。
俺を見てくれ。
──死なないでくれ。
「・・・凜華っ!!!」
柄にもなく叫んだ。
情けないくらい弱々しくて、震えていて──まるで、弱音を吐いてるみたいだ。
──そう、思った時。

