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『凜華、目を覚ませ!!』
・・・ここは、どこ。
『凜華っ!!』
・・・誰を呼んでるの?
緋色の長髪の美しい少女は、黒く淀んだ世界の中で、静かに自分を抱えていた。
何も纏っていない身体は、まるで衣ように、緋色の長髪に包まれている。
少女は双眸を閉じたまま、直接頭の中に聞こえてくる声に、問う。
心地好い声が、必死に誰かに向かって叫んでいるということを、少女はぼんやりと理解した。
自分が誰で、ここが何処で、どうしてここにいるのか、分からないにも関わらず。
聞こえてくる声に、靄が掛かってぼんやりする頭で反応する。

