side:暁
「自分が情けねぇ」
「龍騎?」
「ゆっくりでいいとか、聞くのが怖いだけじゃねぇかよ・・・」
前髪をくしゃりとして、龍騎は項垂れとった。こんなん見たのは、何年振りやろうか。
仲間の手当てを終えて幹部室に向かっていると、気迫のない龍騎がそこから出てきた。
・・・凜華ちゃん。
あんまし悠長にしとられへんけど、暴牙の居場所探さなあかんしな・・・。
そっち方面はお手上げやな。俺は、パソコンとかあんまし得意やないからな。
それにしても。
小さい頃からずっと一緒やけど、こないな龍騎の姿は思わず口が開いてしまうくらい、珍しいわ。

