side:龍騎
「何か分かったか?」
パソコンを今までにないくらいの勢いで、カタカタとやっている志貴にそう言えば、顔を上げた。
若干額に汗が浮かんでいるのは、きっと気のせいなんかじゃない。
「全く、人使いが荒いですね」
「悪い・・・」
「いや、いいですよ」
信頼されてると感じます、といいながら笑っていた。
倉庫に帰ってくると、互いに治療している仲間達の痛々しい姿が目に入った。
大丈夫だと言うが、心配だ。そう思いながら幹部室に行けば、頬にガーゼを張った志貴がパソコンをしている。
画面に写っているのは、ハッキング中の画面。大量の数字や文字が流れるように下に落ちていく。

