幸せそうな姿は、ほんわかする。 龍騎と凜華は、付き合ってるわけじゃないから、恋人同士じゃない。 だけど。 でも、龍騎はきっと、凜華が好きだと思う。だってさ。 「昼、何がいい」 「特にない」 「好きなものは?」 「特にない」 「そればっかだな、凜華」 龍騎がこんなに嬉しそうな姿、初めてだもん。今まで、女なんかに興味なかったのにさ。 凜華は、分かんないけどさ。 屋上に向かいながら、ちょっとだけそんなことを考えていた。