牙龍 私を助けた不良 上





通話に『にゃー』という口癖がついた仲間──No.4が入ってきた。


にゃはははーという笑い声がして、煩い、と彼女が怒られる声がした。



「No.4、居たんだね」


『居たにゃー』


『・・・あの人がデートだから、暇らしいよ』


『相手してくれにゃー』


「No.3は・・・、あぁ。こっちにいるからね」


『朱里〜、暇すぎて死ぬにゃ〜』


「・・・まぁ、見張りは続けるよ?嫌な予感がするしね」


『分かった』



相手をするのが面倒臭いので、会話を切り上げて電話を切る。


さてさて、戻りますか。


ゆっくり立ち上がって、人気のない階段を後に、教室に向かった。