牙龍 私を助けた不良 上





あぁもう、クラスメートが使いモノにならなくなるじゃないのよ。


そう思いながら桜色の縁のメガネをカチャリとかけ直して、あたしは言った。



「さぁ、仕事をしてくださいね?」


「「「はーい」」」



真面目な委員長。ある意味面倒臭い演技で皆を騙して、あたしはそう言う。


まだ、誰も気付いてない。あたしの素の姿が真面目じゃないことも、一般生徒でも普通の不良では無いことに。



「じゃあ、凜華は同じメイド役の子に指導してもらってね?」


「えっ・・・?」


「凜華の指導、誰かしてあげてくれる〜?」


「「はーい」」