暴牙の倉庫について直ぐ、幹部室に向かって走り出した。多くの雑魚を倒しながら、ひたすら。 そして、幹部室の手前に来た時に人だかりがあるのに気が付いた。 その中心には椅子に手足を縛られていた桃華が見えた。 『桃華っ!!』 『お姉ちゃっ・・・』 凜華ちゃん、と呼ぶはずの桃華が私をお姉ちゃんと呼んだことに驚いた。 瞳から溢れる涙で桃華の頬は濡れていた。今にも、叫び出しそうに顔を歪めていた。