牙龍 私を助けた不良 上





燃える海を見ながら、石の堤防に座った。・・・胸が、苦しい。


何でかな。




『一人でいることは大罪の代償』


『苦しみは彼がいなくなった代償』




そう言い聞かせてきたのに、どうして思い出は代償を重くする?どうして・・・─アイツは私の代償を軽くさせるんだ。


・・・分からない。


分からないんだよ、何も。一人でいるのは悲しいことだと知っているのに。