『はいはい』 落ちないように抱き締めてくれる。その腕は、意外に逞しい。 アイツに抱き締められたのは初めてで、何だか心臓が高鳴った。 『いやー、珍しいねぇ』 『何が?』 『凜華が俺にデレるなんてよ〜』 何だか嬉しそうな彼は、落ちないように必死な私を見てニコニコ。 『だって、落ちたら困る』 『そうか、そうか』 『そうだ』 『可愛いのな、凜華』 ・・・・ボンッ。 甘い声に、顔が火をつけたように赤くなる。見られたくなくて、彼の肩に顔を埋めた。