勝ったと確信したとき


__ハァーハッハッハッ

街中に響く笑い声。

その声の持ち主は……


「お嬢ちゃん達、倒したかとでも思ったかぁ?」


手で肩についた砂ぼこりを叩きながら、悠々とあたし達を見下ろす。


「えっ……なん…で…?」


視界がグラッと揺れ、そこであたしは、意識を手放した。