『優馬おはよ。』 後ろの席の奴が声をかけてきた。…こんな奴知り合いにいたっけ? 『はよ。…お前誰?』 もしかして…昴の連れ? 『あぁ。オレは佐伯拓真。よろしくな?』 どうやら昴の連れではないらしい。 『拓真か。よろしく。てかオレら名前似てね?』 『あー。確かに。』 『なんだそれ。』 久しぶりに笑った気がする。 これがオレと拓真との出逢いだった。