「そうなんだぁ……」
ソウは、ソファに深くもたれていた体をゆっくり起こすと、サイドの肘置きに片肘をついた。
そして、前かがみになりながらそのまま頬杖をつくと、真顔で私の顔を覗き込んだ。
「それって、なんだか妬けるなぁ……」
「……え?」
「うん。妬ける。そんなに長い間ミナさんがたった1人の男のものだったと思うと悔しいね。まだ過去に彼氏が2人か3人いたって言われたほうが楽かも」
ソウの綺麗な瞳に見つめられながらそんな台詞を言われると、したくなくてもドキッとしてしまう。
息が詰まりそうになって、これ以上ソウの目を見ていられなくて、私は目をそらした。
ふと、ソウの腕に目が留まった。
セーターの袖を捲ってあらわになったソウの腕は、無駄な贅肉が一切ついていなくて、肘から手首にかけての骨がくっきりと筋になって浮き出ていた。
そんな細いけれど骨ばった腕はどこか色っぽくて、それがまた私の動悸を激しくさせた。
私は、グラスの水を一気に喉の奥へと流し込んだ。
「まっ、真顔でそんなこと言わないのっ! ……ほらっ、私のことはもういいから、ソウはどうなの? 結構モテたんでしょ?」
必死に話題を変えようとする私を前に、ソウは変わらず暢気な口調で、
「そんなことないよ、彼女で2人目」
と微笑んだ。
ソウは、ソファに深くもたれていた体をゆっくり起こすと、サイドの肘置きに片肘をついた。
そして、前かがみになりながらそのまま頬杖をつくと、真顔で私の顔を覗き込んだ。
「それって、なんだか妬けるなぁ……」
「……え?」
「うん。妬ける。そんなに長い間ミナさんがたった1人の男のものだったと思うと悔しいね。まだ過去に彼氏が2人か3人いたって言われたほうが楽かも」
ソウの綺麗な瞳に見つめられながらそんな台詞を言われると、したくなくてもドキッとしてしまう。
息が詰まりそうになって、これ以上ソウの目を見ていられなくて、私は目をそらした。
ふと、ソウの腕に目が留まった。
セーターの袖を捲ってあらわになったソウの腕は、無駄な贅肉が一切ついていなくて、肘から手首にかけての骨がくっきりと筋になって浮き出ていた。
そんな細いけれど骨ばった腕はどこか色っぽくて、それがまた私の動悸を激しくさせた。
私は、グラスの水を一気に喉の奥へと流し込んだ。
「まっ、真顔でそんなこと言わないのっ! ……ほらっ、私のことはもういいから、ソウはどうなの? 結構モテたんでしょ?」
必死に話題を変えようとする私を前に、ソウは変わらず暢気な口調で、
「そんなことないよ、彼女で2人目」
と微笑んだ。



