柔らかな皮でできた赤いソファは、1人で座るにはもったいないくらい大きかった。
そのソファにゆっくり腰を落とすと、思っていたより深々と体が沈み、優しく体を包み込まれるような心地よさに体中の力が抜けていった。
「素敵なお店ね」
そんな私の姿を、ソウは嬉しそうに見ていた。
「でしょ?」
「このお店、彼女とはよく来たの?」
「まあね。俺、東京に来たときはいつも隣のホテル住まいだったし」
「彼女は1人暮らしじゃないの?」
「そうなんだけど、管理人つきの女性専用マンションだからね」
毎日バイトしないとお金が足りなくなるわけだ……。
「あいつも気に入ってたよ、このお店。…………あ、ミナさんもコーヒーでいいよね?」
そう言うと、ソウは水を運んできた店員にコーヒーを2つ注文した。
「……でも、もうここに来ることもなくなるのかな」
ソウは窓ガラスに触れるくらいぐっと顔を近づけて、外の様子を覗き込んだ。
「あーあ。楽しかったなぁ……」
窓ガラスに映ったソウの表情は、穏やかだけどどこかもの寂しそうだった。
目の前にいる私のことなんて眼中にないって感じで、彼女のことを考えているのは明らかで。
そのソファにゆっくり腰を落とすと、思っていたより深々と体が沈み、優しく体を包み込まれるような心地よさに体中の力が抜けていった。
「素敵なお店ね」
そんな私の姿を、ソウは嬉しそうに見ていた。
「でしょ?」
「このお店、彼女とはよく来たの?」
「まあね。俺、東京に来たときはいつも隣のホテル住まいだったし」
「彼女は1人暮らしじゃないの?」
「そうなんだけど、管理人つきの女性専用マンションだからね」
毎日バイトしないとお金が足りなくなるわけだ……。
「あいつも気に入ってたよ、このお店。…………あ、ミナさんもコーヒーでいいよね?」
そう言うと、ソウは水を運んできた店員にコーヒーを2つ注文した。
「……でも、もうここに来ることもなくなるのかな」
ソウは窓ガラスに触れるくらいぐっと顔を近づけて、外の様子を覗き込んだ。
「あーあ。楽しかったなぁ……」
窓ガラスに映ったソウの表情は、穏やかだけどどこかもの寂しそうだった。
目の前にいる私のことなんて眼中にないって感じで、彼女のことを考えているのは明らかで。



