楽しそうに。
なにが『みーつけた』よ。
先にソウを見つけたのは、私。
ソウとすれ違いにならないように必死だったのは、私のほうなのに。
「もう……腹立つ……」
「え? なに?」
腹立たしいのか嬉しいのかよく分からないけれど、涙が止まらなかった。
「あーもうっ、ソウの馬鹿っ!! バカバカっ!!」
ソウはやけに楽しそうに「何回バカっていうの?」って笑った。
そして、ゆっくりと私の手を引き、私を立ち上がらせた。
「ねえ、ソウ、ちゃんと聞いてるの? 私は怒ってるんだからね!」
「うん、聞いてるよー」
ソウは前屈みになって、少し横の角度から私の顔を覗き込むと、そのまま私を抱き寄せた。
「頑張ってくれたんだよね、ミナさんは」
私の耳元で、ソウがはあっと大きな息を吐く。
「ありがとう、俺を見つけてくれて」
私は両手をソウの大きな背中に回して、その胸に顔を埋めた。
懐かしい、ソウのにおいがする。
それだけで十分だった。
「うん……」
私はソウの背中に回した手に、ぎゅっと力を込めた。
なにが『みーつけた』よ。
先にソウを見つけたのは、私。
ソウとすれ違いにならないように必死だったのは、私のほうなのに。
「もう……腹立つ……」
「え? なに?」
腹立たしいのか嬉しいのかよく分からないけれど、涙が止まらなかった。
「あーもうっ、ソウの馬鹿っ!! バカバカっ!!」
ソウはやけに楽しそうに「何回バカっていうの?」って笑った。
そして、ゆっくりと私の手を引き、私を立ち上がらせた。
「ねえ、ソウ、ちゃんと聞いてるの? 私は怒ってるんだからね!」
「うん、聞いてるよー」
ソウは前屈みになって、少し横の角度から私の顔を覗き込むと、そのまま私を抱き寄せた。
「頑張ってくれたんだよね、ミナさんは」
私の耳元で、ソウがはあっと大きな息を吐く。
「ありがとう、俺を見つけてくれて」
私は両手をソウの大きな背中に回して、その胸に顔を埋めた。
懐かしい、ソウのにおいがする。
それだけで十分だった。
「うん……」
私はソウの背中に回した手に、ぎゅっと力を込めた。



