こんな状況でソウと会話をするのが怖かった。
今は蒼太のことなんて話したくない。
そして、それ以上に、ソウの話を聞きたくなかった。
──ううん。
このまま起きていたとしても、おそらく私たちの間でそんな会話が交わされることは無いだろう。
だけど。
この沈黙が続くのは、どんな会話をするよりも辛いことだった。
しばらくすると、ソウはそっと手を伸ばしてオーディオのボリュームを下げた。
──ソウ。あなたは私が寝たふりをしていることに気が付いてる?
薄目を開けてその動作を見届けると、私はもう一度、ゆっくりと目を閉じた。
こうして。
私たちを乗せた車は静かに東京へと戻っていった。
今は蒼太のことなんて話したくない。
そして、それ以上に、ソウの話を聞きたくなかった。
──ううん。
このまま起きていたとしても、おそらく私たちの間でそんな会話が交わされることは無いだろう。
だけど。
この沈黙が続くのは、どんな会話をするよりも辛いことだった。
しばらくすると、ソウはそっと手を伸ばしてオーディオのボリュームを下げた。
──ソウ。あなたは私が寝たふりをしていることに気が付いてる?
薄目を開けてその動作を見届けると、私はもう一度、ゆっくりと目を閉じた。
こうして。
私たちを乗せた車は静かに東京へと戻っていった。



