高校生活三日目の朝をむかえた私は、いつもヨリ少し早く起きた。 理由? 理由は特にないケド。。。 パンを買うため!! 昨日 私は野村凛にチョコパンをもらった。だからそのお返しにパンを買うためにいつもヨリ早く起きた。 鏡の前に座って、なんでかいつもヨリ メイクに気合がはいってしまった。 髪の毛も軽くクルクル巻いてみた。 制服もきて、何度も何度も鏡の前で確認していた。
 リビングに用意してあった朝ごはんを食べて、スニーカーをはいてコンビニに向かっていった。 コンビニに入って、私はパン売り場に行って何パンを買うか迷っていた。 すると昨日、私がもらったチョコパンを思い出して チョコパンを買うことにした。 そして学校に行った。桜の木の間を歩いて行くと、またあの男の子がいた。 その子は昨日、私がかけておいた ひざかけを着るようにして寝ていた。 なんだか可愛くてみつめていたケド 学校に遅れると大変なので、しょうがなく走って行った。
 教室にはいって行くと、誰もいなかった。っと思ったら、野村凛がいた。 というか寝ていた。 起こさないように寝顔を下からのぞいて見ると、とても子供のような無邪気な寝顔だった。私はあっと思い出したかのように朝買ったチョコパンを、野村凛の顔の横に置いておいた。そしてまた、寝顔をながめていると、教室の外から声が聞こえてきた。この声は確か野村凛の友達の矢野祐太と中村和輝だ。と私は確認しながら、野村凛カラ離れて自分の席に座った。すると矢野祐太が『おっはよぉ~!!って凛しかまだ来てねぇ~しぃ(笑)』っという風に叫んでた。矢野祐太、茶髪でピアスや指輪をつけてるやんちゃな男の子。その横で『ちっす』とあいさつしてる男の子が、中村和輝。肌が黒く、ショートカットの黒髪で、いかにもスポーツ少年っぽい男の子。すると突然、矢野祐太がこっちに向かって来た。私は矢野祐太カラ目をそらしていた。すると『なんだァ~!! 凛以外に居るじゃんッ。 ねッはなそぉいちごちゃん。 あ、あと俺の事は祐太って呼んでなァ~』っと矢野祐太が言った。