「どうする? 涼しい所入って話す? なんか買って公園で話す?」 校門を出たところで松田が止まった。 さすがに何歩か後ろで止まると嫌な感じなので、とりあえず横に並ぶ。 「公園……でいい」 「暑いけど良いの?」 「うん」 「そっか……」 なんとなく、会話が続かない。 聞いて、返して、……沈黙。 みたいな感じ。