5センチ。







もー、どうしてくれんのよ、調子狂うな……。


思いがけない松田の言葉になんて返したらいいかわからず、1人で赤面していた。



それでも松田は続ける。




「オレに遠慮しないで。
デカいから、とかオレ全然思わないから。


あと、オレはニツキのこと簡単に嫌いになったりしないし、悪口言ったりもしないから、もっと、なんてゆーか、その……


とにかく、遠慮すんな!!」




最後の方は早口だったけど、ちゃんと聞こえた。



松田がそんな風に考えてくれてるなんて知らなかったよ。


――ありがとう。